通販の目的とは「顧客想像」である

経済学者で有名なピーター・ドラッカーは「事業の目的とは顧客創造である」と定義しています。財務的な指標を目的とするのではなく、長期的な視点で企業を眺めた名言でもあります。

LTV(顧客生涯価値)とは、
一人の顧客が初回購入を起点とし、その事業(ECショップ)で買わなくなる(離反する)までの総利益を示す指標です。

この、LTV指標を向上させるためには、顧客の継続率を上げて離反率を下げる必要があります。

これは、多くの企業が曖昧なままにしている「顧客満足度」とも深く関わりがあります

LTVを意識するということは1

顧客満足度が高まれば(離反率の低下)通販の売り上げは増加します。そして、離反率の低い事業は、顧客満足度が高いため、リピート購入率も高まり優良顧客が多く集まります。

LTVを向上させることで、事業の利益を大きく拡大することに繋がります。

ECショップを運営する上での「顧客創造」と「顧客想像」

ECショップを運営する上では、
「顧客創造」とは別に「顧客想像」が必要になります。

お客様の顔や態度が見えず、購入履歴や購入経路、個人情報などの膨大なデータから自社で運営するECショップで購入いただく顧客像を想像し、顧客を想像(リピート顧客を育成する事)する事は非常に困難であり、商品アンケートや満足度調査などの表面的な顧客調査で情報を収集したとしても、定性的な満足度・不満足度の結果となるため、長期的に役立つ情報とは言えません。

ECショップを運営・事業拡大する上で
本当に必要なデータは、すでに手元にあるのです

購入実績があるお客様の情報が手元にある状態にもかかわらず、新規顧客を追い続けるマーケティングばかり施行していては通販事業は安定的に拡大することはできません。

LTV分析では、顧客満足度を数値化してEC事業運営の判断材料とすることで、既存顧客の継続率(リピート率)や離反率の変化でEC事業を定量的に解析することが可能です。

顧客をデータ上で「想像」し、既存顧客を「創造(育成)」することで顧客満足度を向上させた結果、EC事業を長期的に大きく拡大させることができるのです。

ピータードラッカーの言葉

顧客満足度と顧客生涯価値